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事業ビジョン

人と、動物と、自然すべてが、
生き生きと輝く空間を作りたい

原発事故による避難区域等、荒廃化・過疎化の進む地域の土地を牛によって美しく守り、帰還困難区域という最も制約の多い場所で開発されてきた徹底的な省力化技術で農地の再生・収益化を目指します。また、この事例が成功すれば、全国の耕作放棄地による課題解決方法の一つとして活用することができ、また、中山間地にある未利用資源を有効活用できる可能性も広がります。(山地の多い日本は、総土地面積の約7割が中山間地です。)

・被災牛による農地保全

大自然の中で栄養豊富な草木を食べられ、健康で命まっとうするまで草刈のお役目を果たすことができます。必要なものは水と塩と牛を囲う柵のみ。1頭あたり1haの保全が出来ることが分かってきました。雑草・雑木が無くなったら牛は隣の柵地へお引越しします。高齢者・女性等誰でも出来る作業で、牛と歩むことが出来るのです。

・田畑や庭の復元

雑草、雑木が無くなり見事に美しくなります。雑草雑木の繁茂した耕作放棄地・荒廃農地を再生させる労力・費用は、機械力+人力より小さく、牛は根こそぎ食べないので草の根が残り、土壌流亡の防止し表土の土壌菌を守ることができます。即農地として利用が可能な土地が自然とできてくるのです。

・緩衝地帯(カウベルト)の再生

熊や猪等の野生動物の隠れ場(住)、餌(食)となる茂みが無くなり、繁殖が抑制されます。また、大型動物がいることで野生動物は出没しにくくなり、本来の棲み家である山へ穏やかに帰ることができます。牛糞は土壌菌によって分解され堆肥に代わり、土壌を肥沃にし、循環します。

・環境の保全

青草の枯れる冬場の飼料として、柵外の雑草を刈り、貯蔵することで、柵外の雑草地も美しく保全できます。(=W Mowing)荒れた山林にも放牧することで下草も無くなり間伐もしやすくなる。光が入り、豊かな山林となり、海へと繋がります。また、下草が無くなることは、山林火災の防止にも役立つことが分かってきました。環境が整ってくることで、病害虫の大量発生抑制、犯罪の予防にもなります。

・人々の心のふるさとを目指して

人と親しい生き物がのんびり草を食む美しい山河田畑を観ることで、心が洗われいつか帰還したいと思うことでしょう。帰還しない人も別荘地として残したいと思うことでしょう。 チェルノブイリのように荒廃したダークなイメージではなく、被災を乗り越えて命が輝くイメージとして、世界中の見る人の心に感動を与えられたらと考えています。

・冬場の飼料作りという新たな雇用の創出

牛たちは、草がない冬場の飼料を準備する必要があります。放牧してない田畑の草を人が刈り、乾燥させて作ることができますが、少々の経費が必要になります。しかし、乾燥飼料を作ることが出来れば、その農地も広く保全できます。またそれは、地元の方々を雇用することに使うことで生きたお金になります。故郷のために嬉々として取り組まれます。

・自給自足モデルの研究

省力化を極めた輪牧作で耕畜連携自給自足モデルの研究となっています。自然循環の輪の中に戻すことで手間暇と、地下水・土壌汚染等処理能力を超えた負荷を削減。誰でも楽に参加できる種蒔・収穫・貯蔵・移動、設備、燃料、労働を研究することで、今後の人材不足への活用も期待できます。 また、CO2排出量とエネルギーコスト削減にも効果があります。(海外からの飼料輸入の最小化)

・課題解決のモデルケースに

日本は植物再生力の強い土壌でもあり、それは、今後も深刻化が予想される耕作放棄地問題と無関係ではありません。牛による環境保全という事例が成功すれば、1つの課題解決方法として、多くの人が活用できるモデルケースになります。

~牛の飼養管理について~

・国の指示を遵守しています。
【耳標、おうし座のマーク、頭数コントロール(去勢)、他地域への移動禁止】を全頭実施して出荷 できないようになっています。

・生涯、この地の草刈りの任務を果たす「役牛」として大活躍してもらいます。
 (農業機械トラクターが普及する70年前まで2000年以上続いてきたように)

・福島県相双家畜保健衛生所の定期検診を受け飼育管理を適切に行っています。

~放射能について~

もーもーガーデン内の草は、人間の食品安全基準の100ベクレル/kg以下であり、動物虐待はしておりません。